昨年12月にBaBaBaでいち早く特別上映&展示されたアニメーション作家、ひらのりょうの最新作「ガスー』。独創的な世界観と高いクリエイティビティが評価されている。
ジャンルを超えて活躍するアニメーション作家、ひらのりょう。7年ぶりとなる新作『ガスー』は、タイを中心に東南アジア諸国に伝わるおばけ、ガスーが日本のヤクザと遭遇することからはじまる、独自のストーリーによるアクション&ホラー・ムービーだ。
BaBaBaでの特別展示には、ひらのりょうと親交の深い作家が多数参加。アニメーション作品の上映だけにとどまらず、ガスーをテーマにした絵画や立体作品、衣装のほか、ガスー特製アイシングクッキーも用意され、より広く、自由な感覚で作品の世界観を楽しむことができる展示となった。わずか1週間の展示期間にもかかわらず、アート関係者のみならず、子どもを含む一般客も大勢来場。メディアにも取り上げられた。
この展示をきっかけに2022年2月には恵比寿映像祭にて上映。さらにアヌシーアニメーション映画祭(フランス)を皮切りに、ファンタジア映画祭(カナダ)、アニミスト・タリン(エストニア)、コンコルト映像祭(イタリア)、インディ・アニフェスト(韓国)ほか、海外15ヶ所以上で連続的に上映が続き、ガスー旋風を巻き起こしている。