TUA PEN NOT 個展「OHAYO THIS MORNING IN JAPAN」

日時:2025年10月11日(土)〜10月19日(日)
12:00-19:00 (入場無料)
会場:BaBaBa

タイ・チェンマイを拠点とするアーティスト・TUA PEN NOTの個展「OHAYO THIS MORNING IN JAPAN」開催のご案内になります。

今回発表される油彩作品は、日本のマンガ・アニメのキャラクターを視覚的メディウムとして用い、日本が多くの国々に強い影響力を及ぼしていた時期に育まれた文化的な結びつきを表現しています。 日本は、自国の伝統・慣習・文化を映し出す独自のアイデンティティを培い、ナショナリズムの視座を通した物語を、タイのような発展途上国を含む諸外国へと伝えてきました。 こうした影響は、タイ社会に日本的な価値観やイメージを定着させ、マンガ産業の成長を促すとともに、社会のさまざまな層へ広がりました。やがてこれらの文化交流は相互理解をいっそう深め、今日の日本とタイにおける国際協働の様相をかたちづける一因となっています。 作品を通して、遠く離れたそれぞれの文化が静かに交差する瞬間を感じていただければ幸いです。
キュレーター:長井 智志

なお、本展は10月21日(火)より仙台・Gallery TURNAROUNDで巡回展を開催いたします。
https://turn-around.jp

TUA PEN NOT

アーティスト/デザイナー。

タイ・チェンマイを拠点に活動をする。チェンマイ大学で美術の学士号を取得。
これまで様々なアートに取り組んでおり、ペインティング、ミクストメディア・アート、インスタレーション、ストリート・アート、ファッション、さらには家具やインテリアのデザインまで、幅広い芸術分野を探求している。

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https://www.instagram.com/tuapennot/

新道トモカ個展「Still/Layer」

日時:2025年8月23日(土)-8月31日(日) 11:00-19:00 (入場無料)
場所:BaBaBa
オープニングレセプション:8月23日(土)15:00〜start
※レセプションでは新道トモカによるパフォーマンスを予定しています。
※申込不要。どなたでもご参加いただけます。
企画:SATOSHI NAGAI

本展は、2022年「表裏一体」、2023年「Between」、2024年「neutral」と続いたシリーズを受け、作家の表現を再統合しつつ、“未完であること”そのものをテーマとした新作とインスタレーションを中心に構成されます。

新道はこれまで、ダンス、写真、言葉といった複数のメディアを横断しながら、「自己とは何か」「自分と他者のあいだにあるもの」を見つめ続けてきました。
自身の身体性や感情、無意識の領域を手がかりに、作品には常に“揺らぎ”や“曖昧さ”が滲んでいます。

2022年の「表裏一体」では、内と外、見せる顔と隠された感情という二面性を、反転された写真やドローイングによって視覚化。
2023年の「Between」では、無意識と意識、自己と他者といった二項の境界線を、グラデーションをもって静寂な風景と身体表現の中に描き出しました。
2024年の「neutral」では、カテゴライズされない存在として、曖昧なまま“立ち続けること”を選択し、写真とダンスの中間に漂う重心を提示しました。

そして本展「Still / Layer」では、これらの蓄積の上に、あえて「未完」や「言いかけ」「剥がれ残った層」といった不確かさを受け入れた表現が展開されます。

「完成させないこと」
「すぐに答えを出さないこと」
「言葉にならないまま残るもの」

これらは、今この時代において、ますます貴重になっている“人間らしさ”そのものなのかもしれません。

写真、言葉、身体、時間。
それぞれの層が静かに重なりながら、「いま・ここに在る」新道自身の姿が表現されていきます。

Slow Intelligence(スローな知性)、ネガティブ・ケイパビリティ(曖昧さにとどまる力)といった視点にも通底する、新道トモカによる“未完成の肖像”を、ぜひご体感ください。

ARTIST STATEMENT

私は、写真・言葉・身体という複数のレイヤーを通じて、“中間性”や“未完”といった曖昧な状態に光をあてています。カテゴライズされず、決めきれないまま揺れていること。見えているものと、見えない感情。そのあいだにある「わたし」を、そのまま作品にしています。

作品はいつも、誰かに届くことで初めて完成していくものだと思っています。誰かに向けてアクションを起こし、自分自身にも問いを投げ返す。その往復こそが、私にとっての“いまのアート”です。

2020年以降、身体・声・ドローイング・詩を重ねた表現に移行しながら、展示空間自体を多層的な体験として構成しています。私の中で未完であり続ける存在が、そのまま空間として立ち上がることを願って。

新道トモカ | ShindoTomoka

1992年、漫談家の父と主婦の母のもと東京都に生まれる。子役・ダンスを経て写真表現に出会い、日本大学芸術学部写真学科を卒業。ニューヨークのブロードウェイダンスセンターでの経験と挫折をきっかけに、自身ならではの表現スタイルを模索し始める。
2020年の妊娠を機に、アートとしての創作を本格化。写真とドローイングを融合させたコンテンポラリーアートを中心に、詩・声・身体を用い、視覚と感情の両面から問いかける多層的な作品を発表している。「Two sides of the same coin」(2022)、「Between」(2023)、「neutral」(2024)など、自己と他者、意識と無意識、カテゴライズされない“中間性”をテーマに探求を続けている。個展では音やダンスを取り入れたインスタレーションも展開。作品は常に他者にアクションし、自らにも問いかける。そのリアクションこそが、最新のアートであると考えている。
2023年より、子どもたちの発想力を育む「じぶんイロプロジェクト」も始動。

https://www.instagram.com/shindo_tomoka/

"Mejirodai Morning Club" at BaBaBa

8月16日(土) 8:00-14:00
8月17日(日) 8:00-14:00

ちょっと強引だけど、
文京区目白台がきっかけで集まった6名による、
ちょっと曖昧な朝活。

メンバーも開催場所も流動的な、
“Mejirodai Morning Club”を始めます。

場所は目白台、といきたいところですが、
真夏でも屋内で快適に過ごすことができる、
これまた何かと縁のある高田馬場BaBaBaにて。

各自このイベントならではの特別な”モノ”をメインとし、
ボーダレスに展示、販売します。

2日限りの朝活マーケット。

どうぞお楽しみに。

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TOYA 塔屋 / 古道具、古着
@toya_mejirodai_tokyo

Stroll / コーヒーショップ
@stroll_in

SIRTURDAY / 古着、古道具
@sirturday

Dai Sekiguchi / 古着
@sekiguchidai

HATA WO TATERU / 帽子、テキスタイル
@h__kimura

Hljóð / 生花
@hljod_tokyo

OKI KENICHI個展「IN A FLASH」

アーティストOKI KENICHIの個展「IN A FLASH」を東京・高田馬場のケーススタディスタジオ「BaBaBa」にて6月13日(金)より開催いたします。

昨年開催した個展「THIS MOMENT」ではOKIが今この瞬間に描きたいと思うものを描くために実直にキャンバスと向き合い、展示は大盛況のうちに幕を閉じました。

それから1年。
“あっという間に”という意味で名付けられた本展では、日々加速し過ぎていく時間の中で、一つ一つの「今」という点(=瞬間)を大事に繋ぎ合わせたOKI KENICHIの現在地と言える作品群をご堪能いただけます。
OKIの几帳面な性格とここ数年で得た心のゆとりが共存する作品群には、愛のあるテーマが込められており、過ぎゆく日々の中に心地の良い憩いのひとときを与えるメッセージとなって皆様へ届けられることでしょう。
その意味を皆様の中で自由に感じていただき、本展を訪れたこの一日を「良い一日だったな」と振り返るきっかけとなれば幸いです。

会期中にはOKIの友人でもあるMILK TEA SERVICE®とBecause Hot Dogsの出店もあり、美味しいミルクティーとホットドッグを片手に展示をお楽しみいただけます。

ぜひこの機会にご高覧ください。

OKI KENICHI 個展「IN A FLASH」

日時:6月13日(金)〜6月22日(日) 12:00〜19:00 入場無料
場所:BaBaBa(東京都新宿区下落合2-5-15 1F)
アクセス:JR山手線 東京メトロ東西線 西武新宿線「高田馬場駅」 徒歩8分
出店:MILK TEA SERVICE® – 6/13(金)、20(金)のみ
   Because Hot Dogs – 6/14(土)、15(日)のみ
企画:SATOSHI NAGAI
マネジメント:MUTSUMI ANDO

ARTIST

OKI KENICHI
人物を変形させることで思考を表現した抽象画、アルファベットを独自の形に変形させた文字作品、またはその2つを掛け合わせた作品をベースに、立体作品やインスタレーション作品なども発表している。2014年にはニューヨークへ渡り、Bushwick Open Studiosの参加アーティストに選出され、その後、国内のみならず海外での活動も続けている。また、アパレルブランドやミュージシャンとのコラボレーションアイテムのデザインも多数手掛ける。

Takahisa Hashimoto 個展「Sweet City Blues」

アジアンポップに届けるマイノリティたちへの讃歌

インドのミティラー画を基調とする気鋭のアーティスト・イラストレーター・Takahisa Hashimotoによる6年ぶりのソロ・エキシビション「Sweet City Blues」。架空都市を舞台にしたストリートチルドレンをモチーフに、社会の隅で諦めずに生きるマイノリティたちへの讃歌として描いた作品展。

どこか生きにくさを感じる現代に、行き場のないマイノリティたちの存在への共感と自らの体験を反映させながら、社会の不確実性、閉塞感、焦燥感、そして人間存在の脆弱性と曖昧さ、複雑性を喚起する視点で制作しています。

そして、描き続けているインドの民族画「ミティラー画」も本展のテーマと重ねて再解釈しています。「ミティラー画」は、インド・ビハール州のミティラー地方に古代から続き、冠婚葬祭やヒンドゥ教の神々に祈りを込めて描かれているフォークアートです。インドの最貧地域において、女性だけに描き続けられ、生きるための糧になっているアートであることにも着目しています。その「ミティラー画」についての解説展示も同時開催いたします。

[場所]
ケーススタディスタジオ「BaBaBa(バババ)」
新宿区下落合2-5-15-1F
Tel:03-6363-6803
https://bababa.jp/

[会期]
3月20日(thu) – 3月30日(sun)
12:00-19:00

[レセプション”カリー”パーティ]
3月20日(thu) 13:00~15:00
(食事・ドリンク等はなくなり次第終了となります)

 

Takahisa Hashimoto ハシモトタカヒサ

インドの民族画であるミティラー・ペインティングと現代イラストレーションとの手法を融合させた独創的なアートワークは国際的にも高い評価を得ている。世の中の価値を覆すアイデアのある作品づくりを目指している。近年は、ミティラー画の継承プロジェクトや国内外でのワークショップ「Drawing Fantasia」も積極的に行っている。インド大使館の招聘により、インド最大級の国際クラフト展・スクラジクンド・メラにも参加。

[受賞歴]Society of Illustrators(NY)- 金賞、 New York Art Directors Club- 金賞、 Asia Global Design Award – 金銅・銀賞・銅賞、 3×3イラストレーション (NY) – 金賞、 アメリカンイラストレーション、200 Best Illustrators Worldwide Archive選出など国内外アワードを多数受賞。

[主な仕事]「夫のちんぽが入らない」アートワーク、Macau Mandala、五木寛之「生きるヒント」カバー、東武百貨店クリスマス、一保堂宇治清水パッケージ、講談社、WIRED JAPAN、HIDDEIN CRASH ワインパッケージなど

https://takahisahashimoto.com/

kurry個展「New youk」

アーティスト・kurryによる個展「New youk」を東京・高田馬場のケーススタディスタジオ「BaBaBa」にて、10月30日(水)より開催いたします。

Kurryは2009年より大阪を拠点に活動するグラフィックアーティスト。ミュージシャンへのデザイン提供、ファッションブランドやセレクトショップとコラボレーションなど活躍の幅を広げています。

本展では「New youk」という書き間違いから生まれた街をテーマに、 kurryが制作をする中で生じたズレた線や、失敗かな?と思った形、はみ出てた?といった一見間違いに見える事を意図的に残しています。このプロセスを重ねることで、当初の目的地には着かなかったけどこんな場所もあったのだという気づきや、普段の生活の中においてもたまに起こる間違いから生まれる心地よい新たな出会いのような事の表現に挑戦しています。

本展に向けてkurryは以下のように語ります。

“僕はいつも文字を書き間違える。
それはもう見事にいつも書き間違える。
間違えてるなんて事に僕は気付かないので、 いつも優しい人が「ここの文字って間違いじゃないですか?」 と教えてくれる。
僕は「気付きました?流石ですね~これあえてなんです」 と乗り切れそうな時は乗り切ります。

「これってNew yorkの書き間違いですか?」 似てるんですけどね、New youkっていう街なんですよ。 ”

予定通り進まなくても、そこで新しく気づくこともある。下ばかり見てないで、上を見て街の景色に目を向けてみよう。そんな気持ちにさせてくれるようなkurryの心地よい作品群をぜひご高覧ください。

■EXHIBITION

kurry個展「New youk」
日時:10月30(水)~11月6日(水) 12:00~19:00
会場:BaBaBa
住所:東京都新宿区下落合2-5-15 1F)
企画 : SATOSHI NAGAI
※入場無料(会期中はどなたでもご来場いただけます)
※10月30(水)、10月31(木)の2日間限定でkurryとも親交の深いMILKTEA SERVICEが出店します。

■ARTIST

kurry
アパレル、内装業などを経て2009年よりアーティスト活動開始。
主にキャンバス画の制作を中心に、ミュージシャンへのデザイン提供、ファッションブランドやセレクトショップとのコラボレーションなど多岐にわたり活動する。
Instagram @___kurry___

■EXHIBITION DIRECTION

SATOSHI NAGAI
2019年よりギャラリーCLASSにてアーティストのキュレーション、運営を行う。その後、下北沢reload、Great Booksでの展覧会企画を担当。現在はフリーランスのディレクターとしてアーティストと共に展示を企画。また、百貨店やイベントスペース等でアートイベントの企画も行う。
Instagram @satoshi_818

■VENUE

BaBaBa
高田馬場にある印刷工場だった建物を、スキーマ建築計画の設計によりリノベーションしたスペース。
信念を持ってモノを作り続ける人や企業・アーティスト・クリエイターなど次の時代の訪れを予見させる創作活動に注目し、展覧会やワークショップ、ポップアップイベントなどを開催。今後は、より多くの人が利用できるようにレンタルスペースとしての展開も広げていく予定。
Instagram:@bababa_jpn

Semis / 紙から生命へ ─ Gala Espel

生きた植物へと姿を変える、紙からできたオブジェ『Semis*(スミ)』。植物の種を含んだ有機的な彫刻たちは、水をあたえることで生命を宿していく。種が芽を出しツボミとなり、草花が成長していく過程で、彫刻たちの気配は次第に薄れ、静かにその姿を消していく。
私たちを取り巻くモノやその永続性に対して、Semisはゆっくりと疑問を投げかける。これはモノの「はかなさ」をテーマとしたデザイナーの研究活動であり、自然界の持つ変化や再生の原則に、デザインというものづくりをする行為が受ける影響を探る探究の旅である。
*仏語で「種」や「種まき」を意味する言葉
Semis is a series of paper forms that bloom into living plants. Series of organic sculptures containing seeds which, once watered, will gradually come to life. With a light vocabulary, evocation of fragile beauty, Semis blossoms. As the seed grows, becoming bud then flower, the sculpture gently fades away.
This research explores the ephemeral nature of objects, questioning how design can engage with principles of transformation inspired by the natural world. It encourages a shift away from material permanence, focusing on impermanence and renewal as a new lens to design.

Exhibition / 展示について

会場では、オブジェが自然の力によって変容していく様子が展示され、自然と人工物の間の思いにふける旅へとあなたを誘っていく。会場に足を踏み入れると、そこには様々な変化の段階にあるオブジェたちが並ぶ。この展示では、草花の形状や動き、質感といった植物の持つ美学的探求だけではなく、シードペーパーのもつ特殊性やその活用法といった素材の研究まで、幅広いテーマが展開される。

デザインを行う創造的なメディアであると同時に、植物の命を育む生命装置でもあるこの紙を使った展示は、アートとデザイン、自然と人口、創造と分解といった、相対するものの交差点を様々な形で示すことで、あなたの思考をそっと揺さぶっていく。

半透明のパネルを通した柔らかな光が、紙に隠れた種たちのシルエットに静かな影を落としたり。芽や花に覆われ朽ちゆく彫刻たちが、庭園を彷彿とさせるパノラマビューをつくり出したり。穏やかさの中で、希望と哀愁の間を行き来するSemisの展示を通して、人間のつくるものと自然の力との間にある緊張感が浮き彫りになり、私たちは自然との関係について深い思索を呼び起こされる。

Semis presents a journey in objects through nature’s metamorphosis, involving visitors in a contemplative experience to witness the series’ evolution.

Upon entering, the first series of forms at various stages of transformation reveals the transition from paper to plant. The exhibition explores not only botanical aesthetics— shape, dynamic, and texture—but also the properties of the material itself. Visitors are invited to contemplate the role of this particular paper as both an artistic medium and a facilitator of life. Accompanying texts unveil the process, offering an understanding of this research at the intersection of art and design.

As the exhibition progresses, light filtering through tracing paper panels casts soft shadows that suggest the silhouette of the hidden seeds. This progression subtly builds as we witness the organic elements emerge, illustrating nature’s takeover.

Each paper form reveals a different stage of transformation, culminating in a panoramic view resembling a living garden of sculptures overrun by sprouts and flowers. This final scene, where human creation meets nature’s force, invites reflection on the tension between them. Though serene, the experience of Semis stirs deeper thoughts on our relationship to the natural world. An exhibition that evokes feelings of hope and sorrow with research around a material used for the first time in design.

 

Design Approach / デザインアプローチについて

Form / 形

軽やかな紙で作られたオブジェたちの形状は、自然界の原則に触発され設計されている。繁栄のために遠くへと飛ぶ種子や、光や水を効率的に受け止めるために工夫された葉や茎といった、植物の興味深い特性を観察しながら、有機世界のシンプルな美しさや繊細なはかなさを象徴するようにデザインされている。 そしてこれらの立体は、誰もが簡単に作ることができるように工夫されている。Semisは平らな紙のセットとなっており、それらをガイドに沿って折ったり切ったりしながら組み上げることができる。そうすることで、手で感じたり目で楽しんだりしながら、あたかも自然が生命に息を吹き込むプロセスを追憶するような体験のできるモノとなっている。

The lightweight paper forms evoke ephemerality and the fragility of the organic world. They result from the observation of plants—flying seeds, stems, leaves—and follow some of their principles. A tribute to flora, the series merge organicness with simplicity in production. Each sculpture begins flat, cut, scored, and folded into shapes that anyone can assemble. Once returned to the soil, the paper dissolves, completing its cycle from object to life.

Material & Research / 素材と研究

このプロジェクトは、植物を育てるために特別に開発された紙「シードペーパー」を中心に制作された。Semisが目指す美と機能の融合を体現できるように、今回利用した素材は、素材の分解性や紙の組成、種の種類や育つ環境など一連の研究を重ねて開発が行われている。生命の成長をサポートし、かつ素材が土に分解されるという二つの機能を内包しつつ、紙の持つ繊細さや透明感、扱いやすさといった素材美が調和する。Semisは最後には土に植えて貰えることを前提にしており、その小さな個人の行動が、やがて「種まき」という大きな運動になっていくことに願いを込めて制作が進められた。

The project is crafted around a specially developed fertile paper that support plant growth.

After extensive research on biodegradability, paper composition, and seeds, Semis merges aesthetic with purpose. As they dissolve into the soil, the paper shapes provide essential support for the plants, coherently integrating form and function to leave a positive impact in their wake. Each sculpture is made to be planted, becoming an individual gesture that fosters the idea of collective action.

EXHIBITION INFO / 展示会情報

期間: 2024年10月18日〜27日 11:00-19:00
オープニングレセプション: 10月23日(水)18:00-21:00
ライブイベント / トークショー: 随時更新
販売:会場用特別マーチ(限定Semis)

Duration: October 18–27, 2024 11:00-19:00
Opening Reception Party: October 23 18:00-21:00
Live Event/ Talk-show: TBD

Gala Espel|ガラ・エスペル

パリと東京を拠点に活動するフランスの建築家兼デザイナー、ガラ・エスペル。数々の受賞歴を持つ彼女の創作活動は、学術的な深いリサーチと職人や技術者を巻き込んだ純度の高いクラフトに根ざしている。多様な文化的視点と様々な職人や技術者とのコラボレーションを通して生み出される彼女のストーリーやフォルムからは、絶えず「デザイン」を再考する姿勢が見て取れる。
パリのカモンドデザイン学院、スイスのECAL学院での修学を通して卒業。カモンド在学中のにはstudio nendo がパリで主催したコンペに優勝し、nendoとのコラボレーション活動を起点に日本でのプロジェクト活動を開始。
その後フランス文化省の公募プロジェクトの受賞や、国費留学生としてニューヨークのクリエティブ・レジデンシー『ヴィラ・アルベルティーヌ』に滞在し作品を制作。
エスペルはこのような活動を通して世界各国の文化を深く探求しながら、産業とクラフトの関係性や、モノが人類やその生活様式に与える価値などの考察に従事してきた。このような功績が評価され、彼女の作品はパリ装飾美術館やミラノデザインウィーク、デザイン・マイアミなど数々のデザイン関連機関での展示や、ベッテンコート=シュエラー賞、ヴィラ・ノアイユ・デザイン・パレードといった権威的な公募展での受賞歴を誇る。

www.galaespel.com (link : https://www.galaespel.com/)
@galaespel

販売 , コラボレーション , 展示リクエスト , メディア関連のお問い合わせはこちら : galaespel@gmail.com

Gala Espel is a French architect and designer working between Paris and Tokyo. Her field of creation is rooted in research and crafts, investigating how to think design through universal emotions.
Graduated in architecture and in design for craftsmanship at ECAL in 2022, she sets foot in Japan after winning an international competition held by studio nendo.
Set designer for know-hows at Chanel’s le19M, resident at Villa Albertine in New York, her moving practice is imbued with an analysis of contexts and cultures, thinking on the long term between industry and crafts, and on the objects themselves and their relationship to life.
Her work has been exhibited at the Museum of Decorative Arts in Paris, Paris and Milan Design Weeks, Design Miami, and has been awarded by The Bettencourt-Schueller Prize and Villa Noailles Design Parade 2023.
This year, she is presenting her latest research on paper and life, Semis.

www.galaespel.com (link : https://www.galaespel.com/)
@galaespel

For all inquiries, including sales, collaborations, exhibition requests, press, and media, please contact: galaespel@gmail.com

Feel more Inc. 

東京とパリを拠点に活動するビジネスプロダクション企業。パーパス(存在意義・使命)とインパクト(成長性・影響力)を兼ね備えた心あるブランドやプロジェクト、タレントの成長を総合プロデュースする。建築や家具、プロダクトといった有形なものに始まり、事業や生産効率、ブランディングやユーザー体験、各種イベントや音楽といった無形なものまで広義の「デザイン」を扱う。
デザインとアートや、サステイナブルアクションとクリエイティブ活動、研究と事業など、様々なテーマの交差点となる本展示をエスペル氏と共同で企画。日本と欧州の間でフィードバックを作りながら、文化や生活、モノや体験の再解釈・再定義を行う。

お問い合わせはこちら:info@feelmore.co(Instagram:@feelmore.inc)

A global business production company based in Tokyo and Paris, Feel more Inc. is dedicated to nurturing brands, projects, and talents with purpose (vision & belief) at scale (growth & impact), guiding their growth through a holistic approach.
Feel more Inc. specializes in a broad interpretation of “design,” encompassing tangible creations such as architecture, furniture, and product design, as well as intangible elements like business strategies, production efficiency, branding, user experiences, and various events and music.

In collaboration with Espel, this exhibition serves as a crossroads where design intersects with art, sustainable action with creative practices, and research with business. Acting as a bridge between Japan and Europe, Feel more Inc. facilitates a continuous exchange of ideas, offering new interpretations and redefinitions of contemporary culture and experience.

For inquiries: info@feelmore.co (Instagram: @feelmore.inc)

夏の市

昨年8月11日に開催した山の市。
今年は2日間、そして”夏の市”と名を変え、メンバーを増やし、再びBaBaBaで開催します。

朝市のような、蚤の市のような、
フリーマーケットのような、ちょっと曖昧で不揃いな7角形のような7名による夏の市。

各自このイベントならではの特別な”モノ”をメインとし、ボーダレスに展示、販売します。
どうぞお楽しみに。

新貝勇介 / Stroll @stroll_in
スペシャルドリンク
アイスコーヒー、ホットサンドなど

和田基樹 / 塔屋 TOYA @toya_mejirodai_tokyo
初出し、特価品の古道具
私物のインテリア用品など

今井悟 / SIRTURDAY @sirturday
初出し、特価品の古着
私物の衣服など

木村浩紀 / HATA WO TATERU @h__kimura
新作の発表、インスタレーション
手ぬぐいシルクスクリーンワーショップなど

小川喜之 / SHUFFLE @shuffle_waseda
特製バッグ
私物のインテリア用品など

吉田光範 / NICHI @nichi2727
初出し、特価品の古道具
私物の衣服など

齋藤拓磨 / hljóð @______saito
生花、観葉植物
インスタレーションなど

8月17日(土)、8月18日(日)
8:00-14:00
場所: BaBaBa (@bababa_jpn)
東京都新宿区下落合2-5-15-1F

“No Brainer” curated by BY ONE PRESS

高田馬場のケーススタディスタジオBababaにてBY ONE PRESSキュレーションの元、さまざまなジャンル、 フィールドで活動するアーティストを一堂に会した展示空間、交流の場を作り上げます。期日は8月3日。打ち上げ花火のような1日限りの集いです。

No Brainer – 「頭を悩ます必要のないこと」「考えるまでもないこと」

22名の参加アーティストによって制作された約70点に及ぶ作品は一切の区別なく匿名的に展示されます。共通点は平面作品であるということのみ。表現手法に制限はありません。「誰」が「どれ」を作ったか?それは内緒です。

夏だし、暑いし、めんどくさいし、説明的な御託は一旦蚊帳の外。来場者それぞれの感覚、それぞれの価値観に身を委ねて思いきりアートを楽しめる。そんな機会になればと思います。
1/365のオルタナティブ。こんな日が1日くらいあってもいいはず!みんなで乾杯!楽しみましょう!

作品は全て一律の値段設定で、当日購入可能です。お渡しは展示終了後となります。
会場内ではビール、コーヒーなどのドリンク類、本展に合わせて制作したTシャツを販売予定です。
*当日は現金のみのお取り扱いを予定しております。その点予めご了承ください。

Artists

AI EZAKI
AKIRA KUROKI
DAWOON JUNG
DIEGO
ERIC KEELAND
IPPEI MATSUI
JOJI NAKAMURA
KAZUMA MIKAMI
KENNY
MIKE TORCHIA
NANOOK
NAOKI SHOJI
NACHARA
SHIN HAMADA
SHUNTARO TAKEUCHI
SHION SAWADA
SHOHEI MORIMOTO
SUZUKA SHIMAMURA
TATA
THORU MATSUSHITA
UROT EASK
YUKIHITO KONO

DJs

SAGAMIWANG (TANGO + SHOSUKE)

Live Performers

YUKIHITOKONO
MASAYOSHI SUZUKI (GERK COMICS)

-BY ONE PRESS-
2015年にインディペンデントスタジオBY ONEとして発足。
2022年にBY ONE PRESSと改め、ジャンルや国の垣根を越えて縦横無尽に表現活動を行う作家たちと共に、出版物の発行、展示の企画構成、映像・音楽制作などを行う。その活動は多岐に渡る。

“No Brainer”
curated by BY ONE PRESS
2024.8.3 (Sat) / 12:00 – 21:00
Venue : Case Study Studio Bababa
161-0033 東京都新宿区下落合2丁目5-15 1F
Entrance : ¥1,000-

flyer design by studio otd. (http://o-t-d.jp/)

OKI KENICHI個展「THIS MOMENT」

アーティスト・OKI KENICHI(@okiiiiiiiiii )の個展「THIS MOMENT」を東京・高田馬場のケーススタディスタジオ「BaBaBa」にて4月12日(金)より開催いたします。
昨年福岡から東京へ活動拠点を移したOKIにとって過去最大規模の個展となります。

福岡に生まれ、週刊少年ジャンプで連載が始まったドラゴンボールの絵に魅了されたことをきっかけに絵を描き始め、2012年の初個展より本格的にアーティストとしての活動をスタートしたOKI KENICHI。現在は国内外で作品を発表しながらブランドとのコラボレーションや自身のグッズを展開する売店OKIOSKの運営など、活動の場を広げています。

OKIの制作コンセプトに“人に求められるものを描くのはアーティストではない。自身が求めるものを描くのがアーティストである。”という信念があります。
その言葉の通り、OKIの作品はクレヨンや色鉛筆、アクリル絵の具、近年はスプレーを中心に、手法においてもその時に求める表現に合う画材を使用して描かれます。
このようなプロセスによって生み出された、自身の思考を反映し人物や花をモチーフとした抽象画や、アルファベットを好きな形に変形させて描く「OKIフォント」を用いた文字作品、そして愛と喜びを1輪の花に込めた作品「21世紀のこの荒野に」はOKIの代表的なシリーズとして広く認知されています。

また、OKIは作品の中に鮮やかなネオンカラーを意識的に取り入れています。この背景には幼少期から自身が好んでいたカラーであることに加えて、2012年に7名の作家によって構成されたアーティストレーベル「Henry&Mathew」での経験があります。
「Henry&Mathew」は明るさが足りないと感じる場所にアートによって明かりを灯すことを目的として活動を行いました。その活動場所は病院や公園、商店街から始まり、時代と共に廃れてしまった須崎公園(福岡市)を再生すべく、2014年から5年間続いたイベント「NORTH TENJIN PICNICS」にまで広がります。
このようにOKIはアーティストとして常に人々や街に寄り添い、その生活が少しでも明るくなるように作品を制作し続け、ネオンカラーはまさに「明かり」となって私たちの日常を照らしてくれるのです。

本展ではタイトルである「THIS MOMENT」が示すように、OKIが今この瞬間に描きたいと思うものを描くために実直にキャンバスと向き合い、絵を描き続けられることの“喜び”と慣れ親しんだ福岡を離れ、東京でアーティストとして生きていく“覚悟”が込められた作品群が並びます。
躍動感と繊細さが共存した作品は混沌とした現代社会に彩りを与えるメッセージとなって鑑賞者へ届けられることでしょう。
またOKIと親交のある、世界各地に点在する出処不明な東洋文化への想いをドープに解釈し、サンプリングとプリンティングによって表現するグラフィックユニットZONSHANG(@zon_shang )との共作も発表します。
OKIの新境地をぜひこの機会にご高覧ください。


OKI KENICHI 個展「THIS MOMENT」
日時:4月12(金)〜4月21日(日) 12:00〜19:00 入場無料
会場:BaBaBa(@bababa_jpn)
住所:東京都新宿区下落合2-5-15 1F
企画:@satoshi_818 
マネージメント:@mutsumi.ando

OKI KENICHI
人物を変形させることで思考を表現した抽象画、アルファベットを独自の形に変形させた文字作品、またはその2つを掛け合わせた作品をベースに、立体作品やインスタレーション作品なども発表している。
2014年にはニューヨークへ渡り、Bushwick Open Studiosの参加アーティストに選出され、その後、国内のみならず海外での活動も続けている。また、アパレルブランドやミュージシャンとのコラボレーションアイテムのデザインも多数手掛ける。
Kenichi Oki(@okiiiiiiiiii) • Instagram

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