ダンボールを折って、つないで、遊ぶ。
— or-itaが示す、無限の可能性。

ダンボールを美しく簡単に折るための 下ごしらえの線をつける新発想カッター『or-ita|オリタ』。独創的なダンボールアートの展示とワークショップを通じて、開発者の織咲誠がor-itaの魅力を伝える展覧会がBaBaBaにてスタートします。

2023年4月13日(木) – 25日(火) [休館日=4月17日(月)]
12:00 – 18:00 入場無料
協力=美販 Bihan,田中さとし
協働=西脇なでしこ,桑沢デザイン研究所,nog.

子供の頃に描いた”三角屋根”のお家、おとうさんおかさん。草花なチョウチョウ。自由に描いたものをいざ立体で工作してみると、どうしても「四角いかたち」に収まりがち。どうしてだろう。 そんな単純な疑問から、どうしたら好きな形状にダンボールを折ることができるかを調査しはじめた織咲誠が、12年の歳月をかけて開発したツールが『or-ita』です。

独自の刃の構造と安全性と扱いやすさを極めたこの段ボールカッターは、「頭のなかで思い描いていたものが目の前で形づくられ、新しい世界が広がる」と、国内の幼稚園や保育園で導入されています。さらに、建築家やデザイナーはもとより、米国の大手IT 企業の開発部門や産業機器の設計者にいたるまで、ものづくりのプロフェッショナルからの関心が寄せられています。創造の扉を開く「or-ita」の魅力をよりリアルな形でつたえるために、BaBaBaではor-ita の商品紹介するともに、織咲誠とはじめとするアーティストたちが手がけたダンボールアートを展示。さらに、子供から大人までを対象としたワークショップも開催します。

or-ita から生まれる無限の創造の可能性を是非ともご体験しにいらしてください。みなさまのご来場をお待ちしております。

●ワークショップ | 知育玩具 _ モヤモヤ△三角 

「Or-ita + S オリタス TM ©」
三角グリッド線入りのダンボールを自由に折り曲げる、 立体造形あそび。自然に現れるかたちの観察と対話から、ものづくりのひとつ深いところを育みます。

日時:4月15日(土), 16日(日), 22日(土), 23日(日) 13:00〜16:00
参加費:3000円
定員:各回6組様まで
申し込み:info@bababa.jp宛に、メールでお申し込みください。
*件名に『orita ワークショップ』とご明記いただき、[希望の日時、代表者様の氏名、ご参加人数、代表者様のお電話番号]をお知らせくださいませ。

足元に注目する3日間。
「GL50. 地上50センチのあいだ」

靴下や靴、靴べら、スツールなど、足元にまつわるアイテムだけを集めたスペシャルイベントがBaBaBaで開催。

「地に足をつける」「足場を固める」など、足にまつわることわざは、物事の判断や確かな意識に関係するものが多い。
4月7日からの3日間、BaBaBaで行われる展覧会「GL50 地上50センチのあいだ」は、GL=Ground Level(地面)から50センチまでの“低い世界”にフォーカスした展覧会。靴下、スニーカー、サンダルをはじめ、靴べら、スツールなど、8つのブランドが集結。単に足回りのアイテムを紹介するだけでなく、業種を超えて交流を重ねることで、足元から暮らしを見つめ直し、ものづくりの未来を共に築いていこうとするプロジェクトだ。
会場デザインをアーティストのミズタユウジが、グラフィックをアートディレクターの山野英之が担当。会期中は各ブランドの展示販売のほか、ワークショップやトークライブも予定している。 

〈参加ブランド〉
ROTOTO/ロトト
伝統の上に、新しい完成を重ねる奈良の靴下ブランド。 

TOUN/トウン 
革靴ブランドが手がけた、独創的なスニーカー。 

Corgi/コーギー
1893年からずっと手作りで生産するの英国の靴下メーカー。

Do kit yourself/ドゥーキットユアセルフ
椅子専門の木工所、維鶴木工が 手掛ける吉野ヒノキの家具製作キット。 

HEP/ヘップ
1952年創業の川東履物商店が手がける、現代のサンダル。 

KARMAN LINE /カーマンライン
温もりを感じさせる奈良生まれの靴下。 

Lupus/ルプス
国産スニーカーを中心に扱う代々木上原のセレクトショップ。 

TAMILAB/タミラボ
スケートボードから作ったポップで機能性の高い靴べら。

〈展覧会情報〉
2023年4月7日(金)、8日(土)、9日(日)
11:00~19:00 (最終日は18:00まで)
[BaBaBa]
東京都新宿区下落合 2-5-15-1F
https://bababa.jp
入場無料

〈WORKSHOP〉
ROTOTOの生産過程で出た不良品や展示サンプルをリユース。靴下で人形を作るワークショップを開催。手や顔のパーツを自由に組み合わせて、自分だけのお気に入りのロトトくん人形を製作する。
4月8日(土)、9 日(日) 
❶13:00=14:00
❷15:00=16:00
定員:8名
参加費:4000 円(材料代込み)
申込:info@bababa.jp宛に、メールでお申し込みください。 件名に『ROTOTOくん人形ワークショップ』とご明記いただき、希望の日時、ご参加者の氏名、ご参加人数、代表者様のお電話番号をお知らせください。

〈FOOD〉
みよし屋
4月末、品川区中延に開店するタコス店「みよし屋」が、BaBaBaにスペシャルプレオープン。キャッチフレーズは「WRAP ME TENDER」。やさしく包み、包まれ、おいしいひとときを。 
*会期中は、終日販売予定

PRINT MATTERS
MASAHIRO SAMBE & PAPIER LABO.

会期|2022年5月17日(火) – 5月31日(火)  
※5月23日(月)休み
※5月21日(土)、22日(日)は写真家・三部正博氏とパピエラボ・江藤公昭氏、在廊予定 
会場|BaBaBa 東京都新宿区下落合 2-5-15-1F 
時間|12時 – 19時 

BaBaBaでは写真家・三部正博氏と、「紙と紙にまつわること」をテーマに店、デザイン、印刷のディレクションなどを行うパピエラボによる展示『PRINT MATTERS 』 を開催いたします。

三部正博とパピエラボが数年に渡って共に取り組んでいるのが、三部が近年撮りためているランドスケープの写真を素材として、パピエラボが印刷物をデザイン、製作するプロジェクト。本展では、毎年ニューイヤーカードとして継続しているこの共作を発展させて、活版印刷、リソグラフ印刷、シルクスクリーン印刷による印刷物10点と、印刷物の素 材となった写真を含むクロモジェニックプリント10点を展示販売いたします。

日本国内で撮影されるランドスケープの連作を通して三部がとらえようとするのは、ありきたりな風景に潜む人間と自然の曖昧な境界の生々しさです。自然の中に垣間見る人為の跡や去った人間たちの残像。僅かな違和感を手掛かりに、両者の視点で連作をすべて見通し、像として写っているものと写っていないものの均衡を見極めながら、各印刷技術の特徴を踏まえて適した写真を厳選して、本展で発表する印刷物が製作されました。写真家としての立場から三部は、第三者であるパピエラボが自身の写真を印刷物に転換する過程で、単色での表現や紙の選択など、撮影者である自分が意図しない要素が加わることで、現像処理によって印画(PRINT)として可視化される写真とは異なるあり方が可能になることに興味があると言います。 両者がこのプロジェクトで目的とするのは、印刷のプロセス を経ることによって写真の見え方や在り様が変わる可能性、 また写真を素材にすることで印刷技術の潜在力を引き出せる可能性について、お互いの立場から考察することです。

写真が多くの場合に目的とする被写体の忠実な再現ではなく、 写真の諸要素を削ぎ落とし、被写体をあらわすのに不可欠な輪郭や色彩、質感、陰影のみを残してなお見える像を浮かび 上がらせる印刷物の面白みを追求しています。そうしたアプ ローチによって同時に、写真の中で像にはならずに漂っている気配を示すことができると考えています。内向的な欲求で 撮影された写真が「印刷」という手段によって解放され、紙という形態になることで展開が広がり得ることも、写真と印刷物の往来がもたらす産物だと期待します。

  • 写真: 三部正博
  • デザイン: 江藤公昭(PAPIER LABO.)

三部正博[Masahiro Sambe ]

写真家。1983 年、東京生まれ。泊昭雄氏に師事後、2006 年に独立。主に静物、 ポートレート、ファッションを被写体として、広告、雑誌、カタログなどの分野 で活動する。近年、ライフワークとしてランドスケープを撮り続けている。

http://3be.in/

パピエラボ[PAPIER LABO. ]

「紙と紙にまつわること」をテーマに 2007 年に開店。好みと縁を頼りに世界中 から集めるプロダクトやオリジナルプロダクトを取り扱う。印刷物やロゴなどの デザインや、活版印刷をはじめとした印刷、紙加工のディレクションも行う。

http://www.papierlabo.com/

コト/モノ /ヒトを
染めに重ねる「金井工芸 分室」

奄美に伝承する染めの技を現代に受け継ぐ金井工芸。11月28日よりBaBaBaで始まる展覧会で、彼らが見せるものとは。

奄美群島の伝統工芸である伝統の大島紬の染めを長年担ってきた染色工房、金井工芸は、いまや伝統の世界に留まることなく、独自の実験を重ねながら多様なデザイナー、クリエイターと協業している。

金井工芸の色は、草木、水、菌、土など、すぐそばにある豊かな自然のエレメンツの力を借りながら、そこに人の知恵と技を複雑に重ね合わせ、独自の表現を創り出していく。金井工芸がフォーカスするのは、形を持たない色がどのように生まれ、対象に映すことでどのような表現が成立するのかというプロセス。単なる自然や伝統へと畏敬の念や完成品としての美しさだけでなく、そのすべての過程に介在するコト/モノ/ヒトの一連の流れが金井工芸の色のなかに存在しており、一つでもその要素が欠ければ、まったく違うものづくりの形になってくる。

本展では、金井工芸の金井志人がこれまでに手がけてきた制作物や実験内容を紹介しながら、その思考の組み立てやものづくりのプロセスを紹介。自然と呼応しながら制作を行う奄美大島の工房を再現したかのような「金井工芸 分室」がBaBaBaに誕生する。また、展示に合わせ、泥染めのワークショップや、持ち込みで染めをオーダーするサービス、奄美の本工房との中継など、さまざまなイベントも開催。普段は表に出ない金井工芸の全貌を明らかにしていく。

「金井工芸 分室」

会期=2021年11月28日[日]~12月12日[日]火休
時間=12時~19時(土日祝11時~18時) 
会場=BaBaBa (東京都新宿区下落合2-5-5-1F)

企画=金井志人 / 飯田将平 / 大脇千加子
出展協力=WONDER FULL LIFE / ミロコマチコ / LIGHT YEARS /
TIMBER CREW / KITTANAI / ON AIR / ONE KILN
展示構成=ido


|EVENT|泥染ワークショップ

■日時=2021年11月28日(日) 13時〜(※2時間ほどを予定しております。15時終了予定)

■募集人数=12名(※先着順)

■参加費=6,000円

■持ち物=染めたいもの1点(小さいものなら2点)

■注意事項=当日は汚れても良い服でお越しいただくか、着替えをご持参ください。

奄美に伝承する染めの技「泥染め」をはじめ豊かな自然から作る天然染色を現代に受け継ぐ金井工芸。11月28日(日)よりBaBaBaで始まる展覧会の初日イベントとして泥染のワークショップを開催します。

泥染めは奄美大島特有の染色方法で、島内に自生する「テーチ木(車輪梅)」という低木常緑樹を煮出して作った染料で染めた後に、泥田 に浸す作業を繰り返すことを言います。「テーチ木」に含まれるタンニン色素と奄美大島の泥に含まれる鉄分の化学反応を利用した染色方法 で、奄美の自然が作る色と言われてます。

今回のワークショップでは、奄美大島から染料をお持ちいただき、BaBaBa内とエントランス付近を使用して泥染めを行います。金井工芸・金井志人さんとの会話を楽しみながら形を持たない色がどの ように生まれ、対象に映すことでどのような表現が成立するのかというプロセスを一緒に体験していただけたらと思います。

ご予約のお申し込みは11/20(土)12:00からメールにてお承りいたします。下記詳細をご覧くださいませ。

 

〜ご予約方法〜

下記メールアドレスまで下記情報をご明記の上、お申し込みくださいませ。

info@bababa.jp

件名『BaBaBa 金井工芸・泥染め 参加申し込み』

①お名前 ②電話番号 ③参加者人数をご明記ください。

・11/20(土)12:00からお申し込みを承ります。先着順で定員に達し次第終了とさせていただきますのでご了承くださいませ。

・参加者が複数名いる場合は代表者様のご情報のみご明記お願いいたします。

・ご予約内容確認のため、以下の番号よりお電話させていただく場合がございます。

電話:03-6363-6803

※お申し込み後のキャンセルはご遠慮くださいますようお願い申し上げます。

|EVENT|染めスタンド

■期間=会期中会場内にて随時受付

■人数=20名(※先着順・1人1点まで)

■料金=5000円~1万円程度(色目によって金額は変動)

持ち込みいただいたアイテムをお預かりして染めを行うサービス”染めスタンド”。
染めサンプルを見て相談をしながら好きな染色方法をお選びいただけます。
お預かりしたものは一度、奄美大島・金井工芸に持ち帰られ、染色を行います。
仕上がりは20221月中を予定しており、順次ご自宅に発送させていただきます。

|EVENT|奄美工房とのライブ中継

■時間=毎日1317時(日曜は工房休みのため録画対応)

■中継予定場所=窯の焚き場 / 泥田 / 作業場 / 干場等

(※天気、状況に応じてスイッチ中継を行います)

会期中、奄美の本工房とBaBaBaをバーチャルで繋げます。
自然と呼応しながら制作を行う奄美大島の工房のリアルを是非ご体感ください。
また日々、中継ポイントが異なりますので現場のライブ感もお楽しみいただければと思います。

BaBaBa Exhibition Vol.2
もるめたも展─あそびとへんしんの研究所

2021年7月22日(木・祝)~8月9日(月・祝) 
11:00~18:00 月曜休(祝日はのぞく) 入場無料
会場=BaBaBa(東京都新宿区下落合2-5-15 1F)

精神科医、キュレーター、エデュケーターなど、アート、教育、医療、福祉のプロが分野を横断し、共同で豊かな想像力を育む〈あそび〉と〈まなび〉を開発していく「リフレーム・ラボ」。

最新プロジェクト『もるめたも』は、「ミエナイモノとあそぶ」をテーマにひらのりょうが手がけた絵本と、OLAibiの音楽とコムアイのナレーションを加えた同アニメーション作品にまとめたものだ。

今回『もるめたも』の発表を記念し、BaBaBaで特別展を開催。作品の世界観を楽しむ体感型インスタレーションのほか、物語のなかに隠されているもう一つのテーマ「変身」を、さまざまなあそびを通じて子どもたちが自ら発見し、想像の種を膨らませていく楽しい仕掛けも多数用意している。

会場では随時、Reframe Labの専門スタッフがともに〈あそび〉と〈まなび〉をサポート。さらには大人向けのトークイベントも開催される予定だ。

TALK.1「あそびを読み解く1. 秩序と破綻、ファンタジー」

728() 20:3022:00
ゲスト
会田大也(YCAM/ミュージアムエデュケーター)
新井陽子(公認心理師)

https://www.youtube.com/channel/UCA-cgo5bff5lr3uuuHdmHcA

TALK.2 「あそびを読み解く2 子どものための神話とメタモルフォーゼ」

81() 18:0020:00

ゲスト
ひらのりょう(アーティスト)
石倉敏明(人類学者)
OLAibi(ミュージシャン)
KOM_I (アーティスト、水曜日のカンパネラ)

https://www.youtube.com/channel/UCA-cgo5bff5lr3uuuHdmHcA

Exhibition Vol.01
Dear Takamizawa House

2021年5月22日からスタートする第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(以下VBA)。門脇耕三がキュレーションを務めるVBA日本館展示(主催:国際交流基金)では、高度なデータ解析と日本の現代建築&施工技術により、解体された木造民家から新たな建築の可能性を探り出している。本展「Dear Takamizawa House」では、そのモチーフとなった高見澤邸を2つのフェーズで独自の視点から切り取っていく。

Phase 01.
Eyes of Jan Vranovský

VBA日本館展示チームに同行する、高見澤邸が解体されていく様子をカメラに収めていった写真家/建築家のヤン・ヴラノブセキ。役割を終えた普通の日本家屋に、ヴラノブセキはなにものにも変えがたい美しさと情感を感じながら、シャッターを切っていた。3代の家族が暮らした日常の名残りが切り取られた、ヤン・ヴラノフブセキの写真には、建築プロジェクトの記録写真の領域を超えた、新たな美の世界が広がる。

Phase 02.
Models_Work in Progress

新型コロナの流行を受け、現地への渡航を取りやめた日本館チームは、日本館展示の施工監理を特別な形で遠隔から行うこととなった。施工担当のTANKが東京で仕上げていくモックアップを、オンラインでイタリアとつなぎ、現地担当者に指示。最新のネットワーキングがどこまで建築をサポートできるのかを同時に検証していく。BaBaBaの会場では、5名のVBA設計担当建築家(長坂常、岩瀬諒子、木内俊克、砂山太一、元木大輔)による提案を受け、TANKが製作したモックアップを展示。日本館の設営と同時進行するため、展示物は毎週追加されていく。

ヤン・ヴラノブセキ[Jan Vranovský]

1986年チェコ生まれ。プラハのカレル大学で日本学、リベレツ工科大学で建築学を学んだ後、2014年に来日。東京大学大学院建築学専攻で小渕祐介研究室に所属する。2019年自身のスタジオ、VVAAを設立。

https://www.vvaa-studio.com

ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展2021日本館展示

「ふるまいの連鎖:エレメントの軌跡」と題し、無名の昭和住宅を解体。建材をイタリアに運び、ビエンナーレ会期中に遠隔でイタリアの職人に施工方法を伝達しながら、別の建物として建て替えるプロジェクト。参加建築家に、長坂常、岩瀬諒子、木内俊克、砂山太一、元木大輔。キュレーションを門脇耕三が務める。

www.vba2020.jp

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