happening. |東京プロジェクトスタディ1「わたしの、あなたの、関わりをほぐす」展覧会

2022.02.11-02.13
“東京で何かを「つくる」としたら”という投げかけのもと、「ナビゲーター」と、公募で集まった「メンバー」がチームとなり、リサーチや実験を繰り返しながら新たなプロジェクトの核をつくる試み「東京プロジェクトスタディ」。

“東京で何かを「つくる」としたら”という投げかけのもと、「ナビゲーター」と、公募で集まった「メンバー」がチームとなり、リサーチや実験を繰り返しながら新たなプロジェクトの核をつくる試み「東京プロジェクトスタディ」。

スタディ1では、ナビゲーターと公募で集まった10人のメンバーが、自分と異なる認識世界を持つ他者と共在・共創するコミュニケーションについて再考。無意識と身体性、視覚優位な恋の翻訳方法、触覚のコミュニケーションなど、異なる感覚世界を持つゲストとともに身体と記憶をほぐし、ことばと感覚にまつわるディスカッションを繰り返してきた。

自分の感覚を改めて掴み直しながら、異なる感覚を持つ他者とのコミュニケーションを促進・拡張させる新たなメディアや手法を発明。

展覧会では、10人が取り組んだ実験・実践のプロセスを紹介した。

https://www.tokyoprojectstudy.jp

唯言在中。

2021.1.22-1.23
早稲田大学のドミニク・チェン准教授が受け持つ、文化構想学部発酵メディア研究ゼミの研究生たちによる企画展示会。

何事にも効率化が求められる現代社会においても、人間一人ひとりが持つ、個人的な思いや感覚が存在するもので、独自に異なる体験や感性が、生きづく世界に奥行きを与える。

そんな感覚を胸に、本展では、いかに情感豊かに、人間味あふれる情報伝達の手法や関係性が生み出せるかを追求。

穢れの象徴のように扱われる“死”をより俯瞰してみながら、さまざまな形に変換しながら、どの地点で受け入れることができるかをさぐった〈死を変換する〉や、バドミントンの既存ルールに、審判が独自に考えた採点基準を加えながらプレーする実験映像〈ADDMINTON〉など、全部で9つの作品群を展示。

来場者が自身の価値を見直し、別の視点から生き方を問うための多様なアプローチが提示されていた。

コト/モノ /ヒトを染めに重ねる「金井工芸 分室」

2021.11.28-12.12
金井工芸は、奄美群島に伝わる大島紬の染めを長年担ってきた染め工房だ。伝統の技を守りながらも、国内外のクリエイター、デザイナーとチャレンジングな取り組みを行い、数々の新しい表現を見出している。

本展では、金井工芸のアトリエの分室として、BaBaBaに新たな発見の場をつくりだした。草木、水、菌、土など、ごく身近に存在する豊かな自然要素に、人の知恵と技を巧みに重ね合わせ生まれた、さまざまな制作物を展示。特徴的なグラーデションの色味が会場を埋め尽くした。

さらに、会期内は染めの多様なイベントを開催。金井工芸の金井志人に指導のもと、一般の人が参加した泥染めワークショプや、自分の服やリネンなどを好みの色に染めてもらうオーダー会。また、奄美の工房と東京の分室をつなぐオンラインライブも行った。

企画:金井志人/飯田将平/大脇千加子
出展協力:WONDER FULL LIFE/ミロコマチコ/LIGHT YEARS/TIMBER CREW/KITTANAI/ON AIR/ONE KILN
展示構成:ido

https://www.instagram.com/kanaikougei/

TENDO JAPANESE MODERN /80 PROJECT

2021.12.16
「2021年 天童木工とジャパニーズモダンを語る」
デザイナークロストーク 熊野亘×二俣公一×中村拓志

卓越した成形合板技術により、柳宗理の「バタフライスツール」をはじめ、実力派のデザイナー、建築家と協働しながら、数々の名作家具を生み出してきた山形の家具メーカー、天童木工。1940年の創業から80周年を迎えたことをきっかけに、これまでに培ったものづくりの技を振り返りつつ、現代の家具のかたちで表わすプロジェクト「TENDO JAPANESE MODERN /80 PROJECT」がスタートした。

プロジェクトの発表にあわせ、家具の開発に携わった熊野亘、二俣公一、中村拓志の3名のデザイナーがBaBaBaに集合。各自が担当したプロダクトのデザインの背景はもとより、天童木工がつくりあげてきたジャパニーズモダンの思想について、深みのあるトークが繰り広げられた。

https://www.youtube.com/watch?v=HQaIH6xAvDs

スピーカー:
熊野亘/design office kumano
二俣公一/二俣スタジオ、ケース・リアル
中村拓志/NAP建築設計事務

ファシリテーター:山田泰巨/編集者

EMARF でつくる新しい生業 – 自分を解放するものづくり

2021.10.09-10.23
従来ならば、専門の職人に依頼する家具や建築をつくるための木製パーツの製作を、誰しもがアクセスできるように開発されたクラウドサービス「EMARF/エマーフ」。

CADデータをウェブ入稿することで、デザインから加工までがすべてオンラインで完結。まるでネットプリントをオーダーするような感覚で、部材をオーダーし、組み立てるだけの状態で手元に届けるという新しいサービスを、企画展として発表した。

会期中は、BaBaBaに、小型のアメリカ製CNC(コンピュータ数値制御)旋盤「Snapbot」が持ち込まれ、実際に専用アプリを通じて、入稿から仕上げまでのプロセスをわかりやすく解説。また、EMARFのサービスで実際につくられた多様な事例も併せて紹介した。

さらには、いかに自由な造形が可能かを理解してもらうために、子どもたちに向けたワークショップも開催。白い紙に描いた子どもたちの想像力豊かなかたちを、実際にEMARFで木工の造形物に展開するという試みも行われた。

共催:VUILD/BaBaBa

https://vuild.co.jp

こどもディスコ in BaBaBa

10.22 sat
Open 14:00 / Close 17:00
こども=無料(小学生まで) おとな一人=2,000円

ドラァグクイーンストリーアワーにつづく、

BaBaBaキッズイベント。

からだをうごかすワークショップのあとに、

自分でダンス用の衣装をつくったら、

あとは自由に思う存分踊るだけ。

子どもも大人も一緒になって、

心と体を解放するスペシャルな時間を

思い切り楽しみましょう。

お申し込みはこちらから。

おどりの先生:スナボー a.k.a. 砂山典子/Snatch/Snacky!

変幻自在のパフォーマー。クラシックバレエ、ジャズダンスを学び、コンテンポタリーダンスを黒沢美香に師事。1990年からアーティスト集団「ダムタイプ」のメンバーとして国内外の公演ツアーに並行してソロ活動、ジャンルを横断し多様なアーティストとのコラボレーション多数行う。パフォーマンスで訪れた国は30カ国以上。未就学児+小学生にダンスレッスンと演技指導、演劇、親子ディスコの演出も手がける。

もるめたも展
─あそびとへんしんの研究所

2021.7.22−8.9
ミエナイモノと遊ぶをテーマにひらのりょうが手がけた絵本と、OLAibi(音楽)、コムアイ(ナレーション)が参加したアニメーションによる作品『もるめたも』。

プロジェクトの発表を記念してBaBaBaでは特別企画展を開催。会期中にはBaBaBaのスペースに『もるめたも』の世界観を自分の体で感じる体験型のインスターションを展開。

来場した子どもたちは巨大な水たまりやなまけものに体を預けて遊んだり、目に見えないほどゆっくりしたスピードで、わずかに成長する植物や土のなかの微生物を観察。『もるめたも』のテーマでもある「変身」を、さまざまなあそびを通じて子どもたちが自ら発見し、想像の種を膨らませていく楽しい仕掛けも多数用意した。

展覧会の主催は、豊かな想像力を育む「あそび」や「まなび」を開発し、アート、教育、医療、福祉がつながるプラットフォームを構築していくプロジェクト「Reframe Lab」が行なった。Reframe Labでは、さまざまなアーティストとの協働により、“ミエナイモノ”を感じ、体験し、その想像力を耕す「あそび」のプログラムを開発している。

主催:Reframe Lab

メンバー:会田大也(YCAM/ミュージアムエデュケーター)
新井陽子(公認心理師)

  • Text: Hisashi Ikai

Dear Takamizawa House

2021.4.23−6.13
第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館展示と連動するかたちで展覧会を開催。2つのフェーズに分かれた企画を展開した。さらに、ウェビナーという形で、2つのトークショーを開催した。


Phase 01.
Eyes of Jan Vranovský

VBA日本館展示チームに同行し、VBA2020日本館のモチーフとなった「高見澤邸」が解体されていく様子をカメラに収めていった写真家/建築家のヤン・ヴラノブセキの写真作品を展示。3代にわたり家族が暮らした都内の民家の日常、思い、時間を独自の表現で捉えた。


Phase 02.
Models_Work in Progress

コロナ禍より、ヴェネチアの展示会場の施工・監理を遠隔で行うことになったVBA建築チーム。施工担当のTANKが東京で仕上げていくモックアップを、オンラインでイタリアとつなぎ、現地担当者に指示する様子を、BaBaBaの会場で中継。さらに5名の担当建築家(長坂常、岩瀬諒子、木内俊克、砂山太一、元木大輔)によるモックアップの一部も展示。ヴェネチア会場と同期しながら、展示物が随時追加されていった。


BaBaBa TALK #1

「“オフィス”とは何か。働く現場の空間の限界と可能性について考える」


BaBaBa TALK #2

「記録、解体、伝達、再構築、生成……建築以後。これからの建築が示す先にあるもの」

協力:ヤン・ブラノフセキ

門脇耕三/VBA2020 日本館キュレーター

長坂常、岩瀬諒子、木内俊克、砂山太一、元木大輔/VBA2020 日本館建築チーム

国際交流基金

https://www.vba2020.jp

EMARF DESIGN FES #01

BaBaBaでは、木材をつかったものづくりをより素早く、自由に、安価に行うデジファブサービス「EMARF」に関する第2弾の展覧会、「EMARF DESIGN FES #01」を開催します。

本展覧会では、次世代の設計者の支援と育成を目指したオンラインプラットフォーム「EMARF CONNECT」第一期生の取り組みを展示。2022年7月から限定募集した100名の受講生と共に取り組んだ作品づくりのプロセスと結果を通じて、これから動き出そうとしているビジョンも紹介していきます。4つのコアデザインブースでEMARF CONNECTの魅力と可能性を読み解いていきます。その他、ワークショップやオンラインでのトークイベントも多数実施されます。

|会期|2022年9月23日(金) – 10月2日(日) ※休館日9月26日(月)

|会場|BaBaBa 東京都新宿区下落合 2-5-15-1F 

|時間|平日12-19時 土日祝11 – 18時

|EVENT|

ワークショップ

❶南信州タモ材でつくるフラワーベース
無垢材タモとテンプレートツールをつかってオリジナルフラワーベースがつくれます。
https://emarf-designfes-ws1.peatix.com

❷不揃いなタンコロでつくる木トレイ
木を山から切ってくる過程で捨てられてしまう根本の丸太「タンコロ」とテンプレートツールをつかって、オリジナル木トレイがつくれます。
https://emarf-designfes-ws2.peatix.com

❸手書きパタンでつくるスツール
手書きで書いた模様をGrasshopperをつかってデジタルパターンへと変換しオリジナルパターンスツールがつくれます(後日発送)。
tps://emarf-designfes-ws3.peatix.com

開催日時    9月23日、9月24日、9月25日、10月1日、10月2日

要予約制。EMARFホームページよりご予約くださいませ。

ガスーが、世界をめぐる。─ひらのりょう

昨年12月にBaBaBaでいち早く特別上映&展示されたアニメーション作家、ひらのりょうの最新作「ガスー』。独創的な世界観と高いクリエイティビティが評価されている。

ジャンルを超えて活躍するアニメーション作家、ひらのりょう。7年ぶりとなる新作『ガスー』は、タイを中心に東南アジア諸国に伝わるおばけ、ガスーが日本のヤクザと遭遇することからはじまる、独自のストーリーによるアクション&ホラー・ムービーだ。

BaBaBaでの特別展示には、ひらのりょうと親交の深い作家が多数参加。アニメーション作品の上映だけにとどまらず、ガスーをテーマにした絵画や立体作品、衣装のほか、ガスー特製アイシングクッキーも用意され、より広く、自由な感覚で作品の世界観を楽しむことができる展示となった。わずか1週間の展示期間にもかかわらず、アート関係者のみならず、子どもを含む一般客も大勢来場。メディアにも取り上げられた。

この展示をきっかけに2022年2月には恵比寿映像祭にて上映。さらにアヌシーアニメーション映画祭(フランス)を皮切りに、ファンタジア映画祭(カナダ)、アニミスト・タリン(エストニア)、コンコルト映像祭(イタリア)、インディ・アニフェスト(韓国)ほか、海外15ヶ所以上で連続的に上映が続き、ガスー旋風を巻き起こしている。

『ガスー/Krasue

監督:ひらのりょう

(日本/アニメーション/12分/2021年)

ひらのりょう

1988年埼玉県生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科卒業。文化人類学から、フォークロア、サブカルチャーなど、多領域に意識を向けながら、ポップでディープ&ビザールな作品を手がける。アニメーションに限らず、イラスト、マンガ、紙芝居、VJ、音楽など、表現形態は多岐にわたる。代表作に『河童の腕』『ホリディ』『Hietuki-Bushi』など。

http://ryohirano.com

企画展「ひらのりょう監督新作短編アニメーション『ガスー』SCREENING & SPECIAL EXPERIENCES」は、202112 2026日の期間で、BaBaBaにて開催。

〈展覧会参加アーティスト〉

ひらのりょう:短編アニメーション作家/漫画家

井上涼:アーティスト

大橋裕之:漫画家

OperturaIndependent Animators 

冠木佐和子:アニメーション作家、イラストレーター

菊地雄太:造形家

キサブロー:着物デザイナー

最後の手段:映像チーム

重田介:映像作家

スケラッコ:漫画家

たかくらかずき:アーティスト、アニメーション作家

Q:アニメーション作家

矢野恵司:イラストレーター

山田遼志:アニメーションアーティスト

若井麻奈美:アニメーション作家

あおやま あや:お菓子作家

主催:株式会社コーズサッチ/FOGHORN    プロデューサー 谷川千央

助成:ARTS for the future

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