[展覧会情報] Life with a pot Tamiya Aki 2023年7月8日(土)~7月28日(金) 12時~19時 水曜休 作家在廊日:7月8日(土)、7月9日(日)、7月15日(土)、7月16日(日) 会場:BaBaBa 東京都新宿区下落合2-5-15 TEL. 03-6363-6803 共催:うつわ祥見KAMAKURA
デンマークを代表するデザイナー、セシリエ・マンツ。その研ぎ澄まされたデザインの感性は、どのような体験をもとに生まれているのか。創作の背景を探るセシリエ・マンツ初となる国内の個展がまもなく開催される。 Cecilie Manz is a representative Danish designer. This Exhibition asks what accounts for the finely-honed sensations of her work. Her first solo show in Japan opens soon and will explore the background to this creative practice.
バング&オルフセン、フリッツハンセン、フレデリシアなど、北欧のトップブランドとの協働を続けるセシリエ・マンツ。日本でも有田焼のプロジェクト〈1616 Arita Japan〉や広島の家具メーカー、マルニ木工から新作を発表、2023年4月にはエルメスの家具コレクションも手がけるなど、多方面でめざましい活動を続けている。 Manz collaborates with top Scandinavian brands, such as Bang & Olufsen, Fritz Hansen and Fredericia Furniture. While in Japan she released a new ceramic project “CMA Clay” for “1616 Arita Japan”. With Maruni, a woodworking company from Hiroshima, she did En furniture collection. Manz’s remarkable portfolio also includes furniture for Hermès, released this April 2023.
気高さと穏やかさを纏うセシリエのデザインは、あらゆる環境に対応するシンプルさと高い実用性が宿ると言われているが、そのデザインのプロセスを追うと、確固たるコンセプトとストーリーがあり、ディテールやフォルムへの繊細な配慮がなされていることがわかる。 Manz’s designs are referred to as noble and calm. Their simplicity and high functionality make them appropriate to any setting. Close attention to her work process reveals core concepts, as well as individual stories, and throughout a delicate consideration for detail and form.
デザインの真意を見極めるために、繰り返し検証を重ね、さまざまな可能性を引き出していくセシリエ。その様子は、ときにまるで自分とは別の人格、視点から物事を見つめているようにさえ感じさせる。 As Manz seeks the deeper meaning of an idea, she repeats experiments, trying out various possibilities. Her attitude sometimes seems as if she were looking at things with a character and perspective outside herself.
そんなセシリエ・マンツが日本初の個展となる本展〈TRANSPOSE 発想のめぐり〉をBaBaBaとmaruni tokyoの2会場で開催する。TRANSPOSEとは、物事の転移、置き換えを意味し、音楽用語では移調を示す言葉。物事をどのように捉え、見つめ、時代を刻むデザインへと変容させているのか。その環境と過程を独自の手法で紹介していく。 This first solo show in Japan is titled TRANSPOSE: Turning Ideas Around. To ‘transpose’ means to move or replace. In music it refers to a change of key. We ask how Manz views and captures phenomena, transforming things with her contemporary designs. Exhibits demonstrate the unique environment in which her acts of transposition occur.
本展では、セシリエ・マンツの代表作とともに、アトリエで使っている仕事の道具、日常の食事の風景、現在進行形のプロジェクトの経過、陶芸家の両親に連れられた幼少期に訪れた有田の思い出など、セシリエ・マンツが日頃愛用している品々、およそ200点を展示。会場のデザインもセシリエ自身が担当。KvadratのテキスタイルFloyd(フロイド)を用いて、フリンジで美しくエッジを際立たせたロングテーブルの上に作り出される5つの世界。トップデザイナーの感覚を身近に感じ取る、貴重な機会となるだろう。 The Exhibition features a total of 200 objects including many of Manz’s representative pieces. Also included are objects such as tools found in her atelier, things she loves to use, and ongoing projects. Visitors will be exposed to scenes from her daily life, and to her memories of Arita, where her ceramicist parents took her as a child. The venue has a long table covered with Kvadrat textile “Floyd”, its fringe beautifully standing out. On this five stories are told. The Exhibition will offer a wonderful sense of proximity with this top designer.
[展覧会情報] セシリエ・マンツ展〈TRANSPOSE 発想のめぐり〉 @BaBaBa 東京都新宿区下落合2-5-15-1F 2023.05.20 Sat. – 6.30 Fri. – セシリエ・マンツ展〈TRANSPOSE 発想のめぐり -A Hint of Colour〉 @maruni tokyo 東京都中央区東日本橋3-6-13 2023.05.25 Thu. – 6.30 Fri. – 11:00~18:00 水曜休 入場無料
[Exhibition Information] Cecilie Manz: TRANPOSE @BaBaBa 1F Shimoochiai 2-5-15, Shinjuku-ku, Tokyo 2023.05.20 Sat. – 6.30 Fri. – @ Maruni Tokyo Cecilie Manz: TRANPOSE -A Hint of Colour Nihonbashi 3-6-13, Chuo-ku, Tokyo 2023.05.25 Thu. – 6.30 Fri. – 11:00~18:00 Closed on Wednesdays Free Admission
— RING RING Bob Foundation設立後、オフィシャルで発表した初のコレクション。コミュニケーションをテーマに2004年にスウェーデンで開催された「Tokyo Style in Stokholm」に参加に向けて、彼らが描いたのは、今では少し懐かしいぐるぐると巻かれた電話機のコード。複雑かつ自由に躍動するラインが、テキスタイルデザインとして展開した時にパターンの継ぎ目を曖昧にし、永遠につながる世界を見事に表現している。
— Mini 英国車、MINIの60周年記念イベントのアートディレクションを担当していた際に、プロモーションとして手がけたコラボレーションワーク。サインペインターのLetterboy、イラストレーターのJerry Ukaiと協働し、車のボディを彩っていった。文字(Letterboy)、イラスト(Jerry Ukai)、パターン(Bob Foundation)という同じように見えて異なるジャンルの才能がバランス良く協業することで、新しい表現を追求した。
— Paper Theatre 「mt」のプロジェクトを手がけた際、どうすれば小さなサイズにマスキングテープに、来場者の意識がフォーカスするだろうか。考えた末に、辿りついたのが、劇場の舞台のなかにテープを置くことだった。白い紙に緞帳や袖幕をはじめ、クラシカルな舞台装飾装飾を描き、模型づくりの要領で組み立て、そのなかに光が集中するような仕組みを作り出した。
— WRAPPING PAPER 活動当初から手がけ、のちにブランドDaily Bobの定番商品となったラッピングペーパー。あまりにもプロの技がすごいために、日本ではプレゼントのラッピングを自ら行う人は少ない。「たとえリンゴ一つでも、可愛い包装紙に包んでプレゼントされたら、とても嬉しいはず」。そう話すBob Foundationは、気軽に楽しく使えるラッピングペーパーをデザインし続けている。
— ROBERT 大きなプロダクトをつくりたいと考えていた2005年に手がけたコートハンガー。シャーロック・ホームズの小説のなかで、ホームズとワトソンが下宿先を管理する、ハドスン夫人が蝋人形を動かして家のなかに人がいるように見せるというストーリーにヒントを得て、機能的なホームプロダクトでありながら、防犯グッズとしても活用できるというユニークな発想を展開した。
ジャンジが選んだ絵本は『はらぺこあおむし』『たまごちゃん、たびにでる』『It’s OK to be different』の3冊。特に多様性と寛容であることを主軸に捉えたトッド・パール著の『It’s OK to be different』では、ページをめくるごとに、「歯がなくたっていいじゃん」「違う肌の色でもいいじゃん」「髪がなくたっていいじゃん」とさまざまな違いについて認めながら、最後に繰り返される「OK~!」のフレーズに子どもたちが続く。