壺と生きる。
A Life with a Pot ─ Aki Tamiya

古くは食料を貯蔵したり、水の運搬をするなど、生活の必需品として使われていた壺。丸く膨らんだ胴。きゅっとしまった口。いつまでも変わらないその普遍的なかたちは、不思議と愛らしく、親しみを感じさせる。元は生活雑器だった壺も時代を経て存在を大きく変え、現代では花を生けたり、インテリアの要として玄関先やリビングに飾るなど、意匠的な役割が中心となっている。

田宮亜紀は、釉薬をかけずに薪窯で焼成、じっくりと時間をかけて焼き締めた壺やうつわを作り続ける作陶家だ。素朴な肌合いに、しっとりとした光と影を映す作品は、無口でながら表情豊かで、見るものの気持ちを自然にすっと引き寄せる。


田宮の家を訪れると、至るところに置かれた壺が日常と自然に溶け込んでいる様子がうかがえる。祖母から譲り受けたアンティーク家具には朝方に庭先で摘んだ季節の花々を生けた壺が添えられ、小さな生き物が棲む軒先の大壺にはそっと簾をかけている。

「壺は、ただそこにいてくれるだけでいいと思える、愛おしい存在なのです」


田宮にとって、壺は日々を安らかに過ごすための大切な道具。古来より、人の暮らしのなかに壺がずっとあり続ける理由は、使う人が自由にその目的や役割を決められる、柔軟で懐の深いうつわだからなのかもしれない。

本展では、田宮亜紀が窯出ししたばかりの最新作を含め、壺を中心に花器、皿、カップなど、150点あまりを展示。会場では田宮亜紀の壺に対する普遍的な目線が垣間見えるような風景を再現。また、華道家、平間磨理夫が田宮の工房を訪れ、インスピレーションを受けながら花入れしたインスタレーションも展示する。

ごくありふれた日常から格調高い風景まで、多様性に富み無限の可能性を秘めた壺の魅力に触れる3週間となるだろう。

展覧会情報]
Life with a pot
Tamiya Aki
2023年7月8日(土)~7月28日(金)
12時~19時
水曜休
作家在廊日:7月8日(土)、7月9日(日)、7月15日(土)、7月16日(日)
会場:BaBaBa
東京都新宿区下落合2-5-15
TEL. 03-6363-6803
共催:うつわ祥見KAMAKURA

  • Photo: Yuko Okoso & Yusuke Nishibe
  • Text: Hisashi Ikai

田宮亜紀|Aki Tamiya

東京都生まれ。1996年益子で築窯。今成誠一、青木亮との交流を重ねながら、作家としての活動を開始する。1999年より活動の拠点を静岡に移し、無釉の焼締にこだわり、穴窯で壺を中心とした作陶を続ける。
https://tamiya-aki.com

デザインの裏に潜む感覚と思想
Cecilie Manz 展〈TRANSPOSE 発想のめぐり〉
Thoughts and Sensations Underlying Design
Exhibition: Cecilie Manz Solo Show 〈Transpose: Turning Ideas Around 〉

デンマークを代表するデザイナー、セシリエ・マンツ。その研ぎ澄まされたデザインの感性は、どのような体験をもとに生まれているのか。創作の背景を探るセシリエ・マンツ初となる国内の個展がまもなく開催される。
Cecilie Manz is a representative Danish designer. This Exhibition asks what accounts for the finely-honed sensations of her work. Her first solo show in Japan opens soon and will explore the background to this creative practice.

バング&オルフセン、フリッツハンセン、フレデリシアなど、北欧のトップブランドとの協働を続けるセシリエ・マンツ。日本でも有田焼のプロジェクト〈1616 Arita Japan〉や広島の家具メーカー、マルニ木工から新作を発表、2023年4月にはエルメスの家具コレクションも手がけるなど、多方面でめざましい活動を続けている。
Manz collaborates with top Scandinavian brands, such as Bang & Olufsen, Fritz Hansen and Fredericia Furniture. While in Japan she released a new ceramic project “CMA Clay” for “1616 Arita Japan”. With Maruni, a woodworking company from Hiroshima, she did En furniture collection. Manz’s remarkable portfolio also includes furniture for Hermès, released this April 2023.

気高さと穏やかさを纏うセシリエのデザインは、あらゆる環境に対応するシンプルさと高い実用性が宿ると言われているが、そのデザインのプロセスを追うと、確固たるコンセプトとストーリーがあり、ディテールやフォルムへの繊細な配慮がなされていることがわかる。
Manz’s designs are referred to as noble and calm. Their simplicity and high functionality make them appropriate to any setting. Close attention to her work process reveals core concepts, as well as individual stories, and throughout a delicate consideration for detail and form.

デザインの真意を見極めるために、繰り返し検証を重ね、さまざまな可能性を引き出していくセシリエ。その様子は、ときにまるで自分とは別の人格、視点から物事を見つめているようにさえ感じさせる。
As Manz seeks the deeper meaning of an idea, she repeats experiments, trying out various possibilities. Her attitude sometimes seems as if she were looking at things with a character and perspective outside herself.

そんなセシリエ・マンツが日本初の個展となる本展〈TRANSPOSE 発想のめぐり〉をBaBaBaとmaruni tokyoの2会場で開催する。TRANSPOSEとは、物事の転移、置き換えを意味し、音楽用語では移調を示す言葉。物事をどのように捉え、見つめ、時代を刻むデザインへと変容させているのか。その環境と過程を独自の手法で紹介していく。
This first solo show in Japan is titled TRANSPOSE: Turning Ideas Around. To ‘transpose’ means to move or replace. In music it refers to a change of key. We ask how Manz views and captures phenomena, transforming things with her contemporary designs. Exhibits demonstrate the unique environment in which her acts of transposition occur.

本展では、セシリエ・マンツの代表作とともに、アトリエで使っている仕事の道具、日常の食事の風景、現在進行形のプロジェクトの経過、陶芸家の両親に連れられた幼少期に訪れた有田の思い出など、セシリエ・マンツが日頃愛用している品々、およそ200点を展示。会場のデザインもセシリエ自身が担当。KvadratのテキスタイルFloyd(フロイド)を用いて、フリンジで美しくエッジを際立たせたロングテーブルの上に作り出される5つの世界。トップデザイナーの感覚を身近に感じ取る、貴重な機会となるだろう。
The Exhibition features a total of 200 objects including many of Manz’s representative pieces. Also included are objects such as tools found in her atelier, things she loves to use, and ongoing projects. Visitors will be exposed to scenes from her daily life, and to her memories of Arita, where her ceramicist parents took her as a child. The venue has a long table covered with Kvadrat textile “Floyd”, its fringe beautifully standing out. On this five stories are told. The Exhibition will offer a wonderful sense of proximity with this top designer.


展覧会情報]
セシリエ・マンツ展〈TRANSPOSE 発想のめぐり〉
@BaBaBa
東京都新宿区下落合2-5-15-1F
2023.05.20 Sat. – 6.30 Fri.

セシリエ・マンツ展〈TRANSPOSE 発想のめぐり -A Hint of Colour〉
@maruni tokyo
東京都中央区東日本橋3-6-13
2023.05.25 Thu. – 6.30 Fri.

11:00~18:00
水曜休
入場無料

Exhibition Information]
Cecilie Manz: TRANPOSE
@BaBaBa
1F Shimoochiai 2-5-15, Shinjuku-ku, Tokyo
2023.05.20 Sat. – 6.30 Fri.

@ Maruni Tokyo
Cecilie Manz: TRANPOSE -A Hint of Colour
Nihonbashi 3-6-13, Chuo-ku, Tokyo
2023.05.25 Thu. – 6.30 Fri.

11:00~18:00 
Closed on Wednesdays 
Free Admission

  • Text: Hisashi Ikai

Cecilie Manz|セシリエ・マンツ

1972 年デンマーク生まれ。ヘルシンキ芸術デザイン大学交換留学を経て、1997 年デンマーク王立芸術アカデミー卒業。1998年コペンハーゲンに自身のスタジオを設立。家具や食器から照明、電化製品など 幅広いデザインを手がける。またそれらの工業製品に加え、実験的なプロトタイプやより彫刻的な一点もののデザインも彼女の制作活動の中で重要な位置を占める。
https://ceciliemanz.com

Designer, born 1972 in Denmark. Lives and works in Copenhagen. After graduation from The Royal Danish Academy of Fine Arts – The School of Design in 1997 including studies at the University of Art and Design in Helsinki, Cecilie Manz founded her own studio in Copenhagen in 1998. Here, Cecilie Manz designs furniture, tableware, lighting and electronics. In addition to her work with industrial manufactured products, her experimental prototypes and more sculptural one-offs make up an important part of her work and approach.
https://ceciliemanz.com

 

ダンボールを折って、つないで、遊ぶ。
— or-itaが示す、無限の可能性。

ダンボールを美しく簡単に折るための 下ごしらえの線をつける新発想カッター『or-ita|オリタ』。独創的なダンボールアートの展示とワークショップを通じて、開発者の織咲誠がor-itaの魅力を伝える展覧会がBaBaBaにてスタートします。

2023年4月13日(木) – 25日(火) [休館日=4月17日(月)]
12:00 – 18:00 入場無料
協力=美販 Bihan,田中さとし
協働=西脇なでしこ,桑沢デザイン研究所,nog.

子供の頃に描いた”三角屋根”のお家、おとうさんおかさん。草花なチョウチョウ。自由に描いたものをいざ立体で工作してみると、どうしても「四角いかたち」に収まりがち。どうしてだろう。 そんな単純な疑問から、どうしたら好きな形状にダンボールを折ることができるかを調査しはじめた織咲誠が、12年の歳月をかけて開発したツールが『or-ita』です。

独自の刃の構造と安全性と扱いやすさを極めたこの段ボールカッターは、「頭のなかで思い描いていたものが目の前で形づくられ、新しい世界が広がる」と、国内の幼稚園や保育園で導入されています。さらに、建築家やデザイナーはもとより、米国の大手IT 企業の開発部門や産業機器の設計者にいたるまで、ものづくりのプロフェッショナルからの関心が寄せられています。創造の扉を開く「or-ita」の魅力をよりリアルな形でつたえるために、BaBaBaではor-ita の商品紹介するともに、織咲誠とはじめとするアーティストたちが手がけたダンボールアートを展示。さらに、子供から大人までを対象としたワークショップも開催します。

or-ita から生まれる無限の創造の可能性を是非ともご体験しにいらしてください。みなさまのご来場をお待ちしております。

●ワークショップ | 知育玩具 _ モヤモヤ△三角 

「Or-ita + S オリタス TM ©」
三角グリッド線入りのダンボールを自由に折り曲げる、 立体造形あそび。自然に現れるかたちの観察と対話から、ものづくりのひとつ深いところを育みます。

日時:4月15日(土), 16日(日), 22日(土), 23日(日) 13:00〜16:00
参加費:3000円
定員:各回6組様まで
申し込み:info@bababa.jp宛に、メールでお申し込みください。
*件名に『orita ワークショップ』とご明記いただき、[希望の日時、代表者様の氏名、ご参加人数、代表者様のお電話番号]をお知らせくださいませ。

足元に注目する3日間。
「GL50. 地上50センチのあいだ」

靴下や靴、靴べら、スツールなど、足元にまつわるアイテムだけを集めたスペシャルイベントがBaBaBaで開催。

「地に足をつける」「足場を固める」など、足にまつわることわざは、物事の判断や確かな意識に関係するものが多い。
4月7日からの3日間、BaBaBaで行われる展覧会「GL50 地上50センチのあいだ」は、GL=Ground Level(地面)から50センチまでの“低い世界”にフォーカスした展覧会。靴下、スニーカー、サンダルをはじめ、靴べら、スツールなど、8つのブランドが集結。単に足回りのアイテムを紹介するだけでなく、業種を超えて交流を重ねることで、足元から暮らしを見つめ直し、ものづくりの未来を共に築いていこうとするプロジェクトだ。
会場デザインをアーティストのミズタユウジが、グラフィックをアートディレクターの山野英之が担当。会期中は各ブランドの展示販売のほか、ワークショップやトークライブも予定している。 

〈参加ブランド〉
ROTOTO/ロトト
伝統の上に、新しい完成を重ねる奈良の靴下ブランド。 

TOUN/トウン 
革靴ブランドが手がけた、独創的なスニーカー。 

Corgi/コーギー
1893年からずっと手作りで生産するの英国の靴下メーカー。

Do kit yourself/ドゥーキットユアセルフ
椅子専門の木工所、維鶴木工が 手掛ける吉野ヒノキの家具製作キット。 

HEP/ヘップ
1952年創業の川東履物商店が手がける、現代のサンダル。 

KARMAN LINE /カーマンライン
温もりを感じさせる奈良生まれの靴下。 

Lupus/ルプス
国産スニーカーを中心に扱う代々木上原のセレクトショップ。 

TAMILAB/タミラボ
スケートボードから作ったポップで機能性の高い靴べら。

〈展覧会情報〉
2023年4月7日(金)、8日(土)、9日(日)
11:00~19:00 (最終日は18:00まで)
[BaBaBa]
東京都新宿区下落合 2-5-15-1F
https://bababa.jp
入場無料

〈WORKSHOP〉
ROTOTOの生産過程で出た不良品や展示サンプルをリユース。靴下で人形を作るワークショップを開催。手や顔のパーツを自由に組み合わせて、自分だけのお気に入りのロトトくん人形を製作する。
4月8日(土)、9 日(日) 
❶13:00=14:00
❷15:00=16:00
定員:8名
参加費:4000 円(材料代込み)
申込:info@bababa.jp宛に、メールでお申し込みください。 件名に『ROTOTOくん人形ワークショップ』とご明記いただき、希望の日時、ご参加者の氏名、ご参加人数、代表者様のお電話番号をお知らせください。

〈FOOD〉
みよし屋
4月末、品川区中延に開店するタコス店「みよし屋」が、BaBaBaにスペシャルプレオープン。キャッチフレーズは「WRAP ME TENDER」。やさしく包み、包まれ、おいしいひとときを。 
*会期中は、終日販売予定

Hello! from Bob Foundationの中身

20年にわたる活動の軌跡を一堂に集めた「Hello! from Bob Foundation」。展示されたのは、なんと250点あまり。そのなかから代表的な作品を紹介する。

FIKA
ロンドンの美術大学時代の同級生、ハンナ・バーニングとのコラボーレション展示を東京・代官山で2006年に行った折、ハンナが住むスウェーデンの素材を何か用いて作品をつくりたいと考えたBob Foundationが手がけた「FIKA」。無意識のうちに使っている「生活用品」に焦点を当て、ハンドルやキャップ、注ぎ口などをつけることでパッケージをプロダクトとして意識させている。BaBaBaのために今回は新作を追加。スウェーデンのほか、イギリスやオランダからもアイテムを取り寄せた。


RING RING
Bob Foundation設立後、オフィシャルで発表した初のコレクション。コミュニケーションをテーマに2004年にスウェーデンで開催された「Tokyo Style in Stokholm」に参加に向けて、彼らが描いたのは、今では少し懐かしいぐるぐると巻かれた電話機のコード。複雑かつ自由に躍動するラインが、テキスタイルデザインとして展開した時にパターンの継ぎ目を曖昧にし、永遠につながる世界を見事に表現している。


STRING LOTTERY
「RING RING」と同時に、スウェーデンで発表した作品。コミュニケーションというテーマから設定から、「繋がる」「あみだくじ」と発想を転換。日本の屋台や駄菓子屋などに置かれていた“当てくじ”や“千本くじ”と呼ばれる「紐くじ」をオリジナルで開発。ひと昔前の日本の遊びながら、そこに生まれる楽しさややりとりは時間が経っても変わることなく、普遍的な感覚だと語る。


Mini
英国車、MINIの60周年記念イベントのアートディレクションを担当していた際に、プロモーションとして手がけたコラボレーションワーク。サインペインターのLetterboy、イラストレーターのJerry Ukaiと協働し、車のボディを彩っていった。文字(Letterboy)、イラスト(Jerry Ukai)、パターン(Bob Foundation)という同じように見えて異なるジャンルの才能がバランス良く協業することで、新しい表現を追求した。


Paper Theatre
「mt」のプロジェクトを手がけた際、どうすれば小さなサイズにマスキングテープに、来場者の意識がフォーカスするだろうか。考えた末に、辿りついたのが、劇場の舞台のなかにテープを置くことだった。白い紙に緞帳や袖幕をはじめ、クラシカルな舞台装飾装飾を描き、模型づくりの要領で組み立て、そのなかに光が集中するような仕組みを作り出した。


STOLE
Daily Bobというブランドから、これまで45cm角のハンカチを展開していたが、より大きな表現にトライしたいと、本展に向けてサイズ90×180cmのビックサイズストールをデザイン。特にモチーフを特定せず、自由に創作した一枚の絵画に見えるよう、そのときの感覚に任せて描いていた。最終的に「FEEEL」「SURVIVE」「WATCH」の3作を発表した。


WRAPPING PAPER
活動当初から手がけ、のちにブランドDaily Bobの定番商品となったラッピングペーパー。あまりにもプロの技がすごいために、日本ではプレゼントのラッピングを自ら行う人は少ない。「たとえリンゴ一つでも、可愛い包装紙に包んでプレゼントされたら、とても嬉しいはず」。そう話すBob Foundationは、気軽に楽しく使えるラッピングペーパーをデザインし続けている。


ROBERT
大きなプロダクトをつくりたいと考えていた2005年に手がけたコートハンガー。シャーロック・ホームズの小説のなかで、ホームズとワトソンが下宿先を管理する、ハドスン夫人が蝋人形を動かして家のなかに人がいるように見せるというストーリーにヒントを得て、機能的なホームプロダクトでありながら、防犯グッズとしても活用できるというユニークな発想を展開した。

  • Text: Hisashi Ikai

Bob Foundation|ボブファウンデーション

朝倉充展(みつのり)と洋美(ひろみ)の2人によるクリエイティブグループ。ともにイギリスのCentral Saint Martins College of Art & Design 卒業し、2002 年Bob Foundation設立。旺盛な好奇心で次々に新たな題材を発見。グラフィックデザイン、イラストレーション、映像、プロダクトと領域をまたぎながら、自由なかたちでクリエーションを手がける。近年は、充展がバイヤーの大澤満美子とともにオンライン雑貨ショップ「Lilla Bäcken(リッラベッケン)を運営。洋美は編集者の阿部太一とともにクルマユニット「HIROO REDSOX」を立ち上げ、さらに活動の幅を拡大している。
https://www.bobfoundation.com

個展「YOICHIRO UCHIDA」

独自のタイポグラフィ表現で時代を切る内田洋一朗が、東京では3年半ぶりとなる個展をBaBaBaにて開催。キャンバスとシルクスクリーンなどの平面作品を発表する。

YOICHIRO UCHIDA

2022年12月10日(土)~12月18日(日)
12時~18時
会期中無休

気ままなクリエーションの軌跡。
──Hello! from Bob Foundation

朝倉充展&洋美によるクリエイティブグループ、Bob Foundationが、結成20周年を記念した企画展「Hello! from Bob Foundation」を開催する。

Bob Foundationの活動は、実に軽快で変幻自在だ。

正統派な広告やパッケージの仕事をしていたかと思えば、自身のプライベートブランドから日用品をプロデュース。イベントでウォールペインティングを行っていることもあれば、料理人としてフードイベントに参加することもある。

八面六臂のオールラウンドプレイヤーとも言えるが、当人たちと対面すると計画的にプロジェクトを進めているというよりも、折々の出会いや状況を大切にしながら、直感的に物事を判断。感性の赴くままのクリエーションをしているように感じられる。

こうして生まれるBob Foundation表現の数々は、どれも明るく開放的な空気に満ち溢れている。プレイフルなモチーフ、心躍る色彩、伸びやかなラインから繰り出される彼らのメッセージは常にポジティブで、見るものの心をぱっと照らし、解きほぐし、やさしくつないでいく。

本展では、Bob Foundationが辿ってきた20年の活動の軌跡を紐解く代表作のほか、MINI Japan60周年の折にJerry Ukai、LetterboyとともにペインティングしたMINIの実車も展示。関わりを持つ「DAILY BOB」「Lilla Bäcken」「HIROO REDSOX」といったプロダクトの販売も行う。さらに会期中には、持ち寄りのアイテムにシルクスクリーンを施すサビースほか、週末や祝日には、親交のあるクリエイター仲間によるポップアップイベントや親子向けのワークショップなどのイベントも多数開催する。

彼らの気ままな発想で、会期中にまた新しいプロジェクトが誕生するかも。そんな期待すら抱いてしまう、楽しいイベントがまもなくスタートする。

イベント情報 
⚫︎シルクスクリーンサービス
ボブファウンデーションが手がけたグラフィックを、ご持参のアイテムにその場で印刷します。
会期中の木~日曜日、Bob Foundation 在廊時
料金:1500円

⚫︎トークイベント
11月19日(土)19時~
BaBaBa展示会場内&インスタライブ
聞き手:柴田隆寛(編集者)

⚫︎タコスショップみよし屋 ポップアップスタンド
11月19日(土)、20(日)、23日(水・祝) 12時~

⚫︎MIYOSHIYA飯店 ポップアップスタンド
11月26日(土) 12時~

⚫︎工作絵本「こうさくのえほんさん」発売記念 ワークショップ
11月26日(土)、27日(日)
13時~、14時~、15時~
各回定員5名、所要時間30分
価格:1500 円

*事前予約制
info@bababa.jpにてメールで受付。

*ポップアップイベントやワークショップの詳細は、下記SNSにて随時情報を更新いたします。
Instagram https://www.instagram.com/bababa_jpn/
Twitter https://twitter.com/bababa_jpn

展覧会情報
Hello! from Bob Foundation
2022年11月19日(土)~11 月27日(日)
12時~19時 会期中無休 無料
協力:MINI Japan/株式会社成田商店/有限会社スコープ

Bob Foundation|ボブファウンデーション

朝倉充展(みつのり)と洋美(ひろみ)の2人によるクリエイティブグループ。ともにイギリスのCentral Saint Martins College of Art & Design 卒業し、2002 年Bob Foundation設立。旺盛な好奇心で次々に新たな題材を発見。グラフィックデザイン、イラストレーション、映像、プロダクトと領域をまたぎながら、自由なかたちでクリエーションを手がける。近年は、充展がバイヤーの大澤満美子とともにオンライン雑貨ショップ「Lilla Bäcken(リッラベッケン)を運営。洋美は編集者の阿部太一とともにクルマユニット「HIROO REDSOX」を立ち上げ、さらに活動の幅を拡大している。
https://www.bobfoundation.com

BaBaBa Summer Market

2022.08.19-08.21
BaBaBaのウェブジャーナルの記事に取り上げた各方面のクリエイター。その実際の作品やプロダクトを高田馬場のスペースで期間限定のマーケットスタイルで紹介する「BaBaBa Market」。

8月第3週の週末、3日間を使った「BaBaBa Summer Market」には、総勢10組が参加。デザイナーの鈴木元は、食器と同じ素材を使った新作「Table Planter」などを展示。大阪を拠点に活躍する吉行良平は、ゆったりとした深みのあるカレー皿「d plate」のほか、自身のレーベル「Oy」のプロダクトを各種紹介した。

木工作家の鰤岡力也は、工房で製作したスタイリッシュなスツールとテーブルを、岡山のバッグブランド、BILAREは、丈夫な帆布をつかった定番の丸型トートシリーズを各自販売。

写真家の中川正子は、新作の写真集『An Ordinary Day』の発表に合わせ、オリジナルプリントも展示。刺繍アーティストのNutelは、丁寧に一つひとつ手で細かな刺繍を施した立体&平面作品で空間を彩った。

今年2月に開催した第一回目のマーケットで人気を博したTILE KIOSKと星佐和子は、新たにコレクションを追加して参加。そして、押し寿司のfufufuと、フラワーベースと生花のコラボレーションを楽しむLANDも加わり、

参加作家
吉行良平
Nutel 
中川正子
星佐和子
TILE KIOSK
鰤岡力也
鈴木元
BAILER
fuufuufuu
LAND

Drag Queen Story Hour Vol. 02

2022.08.28
7月末に開催されたドラァグクイーンの読み聞かせイベント「Drag Queen Story Hour」の第2回目を、夏休み終了間近の8月28日に開催。

近隣に住む子どもたちからの申し込みも多く、受付開始からあっという間に定員に達し、満席での開催となった。

第2回の読み聞かせクイーンは、オナン。人魚のような真っ青なスパンコールのドレスに、ゆったりとしたウェーブで大きく膨れ上がった真っ白な髪。大きな目と口に、子どもたちは釘付けになる。

オナンがこの日のためにセレクトしたのは『かお、かおどんなかお』『王さまと王さま』『ま、いっか!』の3冊。『かお、かおどんなかお』は、楽しい顔、悲しい顔、笑った顔、泣いた顔、いたずらな顔など、いろんな顔の表情を大胆にデフォルメして切り絵で表現した一冊。『王さまと王さま』は、タイトルの通り、ある国の王さまが、お姫さまではなくて王さまと出会って、幸せになるという人を愛することの大切さを語るお話。そして『ま、いっか!』は、どんなハプニングも「ま、いっか!」とやり過ごす、テキトーさんの物語。抑揚の効いたオナンの声が会場に響くなか、子どもたちからは自然と笑い声も漏れる。

前回同様、変身コーナーに移ると、子どもたちはさらに積極的になり、ポージングもばっちり。笑顔に満ちた1日となった。


協力

Draq Queen Story Hour TOKYO
http://dragqueenstoryhour.tokyo

日本児童教育専門学校
https://jje.ac.jp/

Drag Queen Story Hour Vol. 01

2022.07.31
LGBTQや多様性の意識はもとより、先入観や既成概念にとらわれず、子どもたちと自由な感性のふれあいを目指す。そんな目的をもってドラァグクイーンが子どもたちに絵本の読み聞かせを軸とする独自のプログラムを実施してきたのが「Drag Queen Story Hour」だ。

2015年にサンフランシスコでスタート、2018年からは日本でも展開していたこのスペシャルプログラムがBaBaBaで初の開催を迎えた。

およそ20名の子どもたちが待ち構えるなか、カラフルな衣装に身を包んだドラァグクイーン、ジャンジが歌いながら登場。大きな蝶々のように広がるドレス。高くそびえるピンクのウィッグ。オリジナリティあふれる装いを見た子どもたちの表情もすぐに緩みはじめる。

ジャンジが選んだ絵本は『はらぺこあおむし』『たまごちゃん、たびにでる』『It’s OK to be different』の3冊。特に多様性と寛容であることを主軸に捉えたトッド・パール著の『It’s OK to be different』では、ページをめくるごとに、「歯がなくたっていいじゃん」「違う肌の色でもいいじゃん」「髪がなくたっていいじゃん」とさまざまな違いについて認めながら、最後に繰り返される「OK~!」のフレーズに子どもたちが続く。

ジャンジ考案の体でコミュニケーションを図る「ハグ体操」も挟みながら、読み着替えせの後には、工作をしながら、自分の好きな姿になる変身コーナーがスタート。一人ひとりが、細かなこだわりを見せ、工作に熱心に取り組む様子が伺われた。

協力

Draq Queen Story Hour TOKYO
http://dragqueenstoryhour.tokyo

日本児童教育専門学校
https://jje.ac.jp/

Back to Top